前回に続き、たいへん遅くなってしまったのですが、10月26日(土)に開催した『ほっと楽しやハートライヴ(第15夜)』のご報告です。
今回は、菅野忠則さん、babaリズムさん、お二方をゲスト出演者にお迎えして、東京・三鷹にあります「おんがくのじかん」で、まさに、このライヴのコンセプトである「ゆったり、まったり、クスッと笑えて楽しく・・・」そのままをお届けできたかと・・・。
では詳しく、ご報告させていただきます。
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<イントロダクション>
もともと阿佐ヶ谷にあったライヴハウスに合せて自ら起こした「ほっと楽しやハートライヴ」、その阿佐ヶ谷のライヴハウスが昨年末で閉じることになって、この企画も昨年10月の「ほっと楽しやハートライヴ(第13夜)」を以てそれは突然だったのだけれど、やむを得ず閉じることになった。
その後、ライヴに繰り返し足をお運びくださったお客様からであったり、またゲスト出演された方々から再開を願う声やメッセージなどをいただき、これらの後押しもあって、今年の6月29日(土)、東京・三鷹の「おんがくのじかん」で「・・・・(第14夜)」としてその再開が叶ったのだった。
今回で15回目となる『ほっと楽しやハートライヴ(第15夜)』を準備するにあたっては、その昨年10月の阿佐ヶ谷で最後となったときのゲスト出演者を再びお迎えして開催できたら、
「あの時に閉じたのでなく、そのまま現在もまだ続いているんだよ~」
と言えるでは?・・・そんな思いが湧いてきていた。
ゲスト出演者とのスケジュール調整というのは、すんなりと進むことの方が少ないのだけれど、今回はその第13夜でもご出演いただいた・・・菅野忠則さん、babaリズムをお迎えすることができた。
<リハーサル風景>
16:30、三鷹の「おんがくのじかん」に予定通り到着。
店内を見渡すと、「おんがくのじかん」の店長兼PA(音響)担当の菊池さん、何やらエラク(とっても)忙しそう。
11月に行われる海外の方とのイベントの打ち合わせが延びていたらしく、英語で会話を交わしながらバタバタとしている感じ・・・。
《これは、タイムテーブル(当時の予定)通りには進まないなぁ~・・・》
という予感・・・。
案の定、事前に確認しておいたタイムテーブルのリハーサル予定時刻が過ぎても、菊池さんの手が空く様子はない。
・・・・
そのうち、ゲスト出演者のbabaリズムさんとそのサポートの雷さんが到着。
またその数分後には、同じくゲスト出演者の菅野忠則さんも到着。
いずれの方も、私のリハーサルが終わる少し前を狙って会場入りしたようだ。
・・・・
「あれ?愛間さんまだリハ終わってないんですか?」
とbabaリズムさんが発する声に、そのことを確認するように菅野さんもまたこちらを向いた。
「まだなんだけれど、まぁ、今日はたっぷり目に時間を確保しているから・・・、大丈夫でしょ。」
と返事するも、
《自分自身のリハーサルは5~6分程度で済ませないとなぁ~》
と覚悟した。
・・・・
結局、遅れること約20分、一人(一組)枠分のリハーサル時間の丁度その分だけズレ込んで、ようやくリハーサルが開始された。
まずは私のリハーサルから、・・・この日はリハーサル時間の20分間を十分に使って喉も温めていくつもりでいたのだけれど、この状況でそういうわけにもいかなくなった。ゲスト出演者には可能な限りタイムテーブル通りの時間で進めてもらう方が良いと考えて、それは主催者としての責任もあると思って、私自身のリハーサルは6~7分くらいで早々に切り上げた。
babaリズムさんとサポートの雷さんは約10分遅れでリハーサル開始。
babaリズムさんも時間を気にしてくれた様子で12~13分程度でリハーサルを終えた。
菅野忠則さんのリハーサルが開始されるときにはタイムテーブル通りの時間に戻すことができた。
それで、オープンまでに少しだけ時間に余裕ができたので、曲を演奏しながらではないのだけれど、ボイストレーニング前に喉を温めるような要領でウォーミングアップを軽く3分程だけした。
<本番>
19:05スタート。
まずは、菅野忠則(Vocal & A.Guitar:40min)さんのライヴから。
いつものことではあるのだけれど、今回もまた、優し気で柔らかな歌声と、これに心地好く合ったフォーク調のアレンジのギターが丁寧につま弾かれて会場内に流れた。
遠慮がちに語るトークも、内容は客席をクスッと笑わせてくれる話題で、この日は特に韓流ドラマにハマってしまっている話をされて場を和ませながらも、最終的には確りと菅野忠則さんのきっと内から真に息づいているであろう音楽の世界観を客席に届けてくれていた。
次に、babaリズム(Vocal & A.Guitar:40min)さんのライヴ。
ナチュラルで、ニュートラルな感じ、余計なものを排除したシンプルな音楽の世界が絶えずこの人からは奏でられて聴こえてくる。特徴的な歌声そこに似合った音楽を無理なく純粋に客席に届けている感じは、今回も私の胸奥に染み込んできた。客席全体もきっとそうだったはずだ。
途中で入ったサポートの雷さんのハーモニカオルガンも、そのbabaリズムさんの音にそっと彩りを加えて魅せてくれた。
最後は、私、愛間純人(Vocal & A.Guitar:40min+9min)のライヴ。
演奏した曲は順に、「心にある足」、「ねじれの位置」、「桜、夢色」、「届けるもの」、「やさしい雨」のオリジナル5曲。
うち2曲目と3曲目の間、それと4曲目と5曲目の間でトーク。・・・前述の<イントロダクション>に記載したような「ほっと楽しやハートライヴ」のコンセプトとここに至るまで経緯を説明。またこの日のゲスト出演者との出会いなどについてお話させていただいた。
加えて、少々くだらない話題もあったかも・・・そうそう、今年の6月のライヴから着るようになった「○○市をピーアールするキリンのTシャツ」の話もさせていただいた・・・(笑)。
こうして5曲を歌い終えると、有難いことにアンコールまでいただいた。
アンコールは、この企画でアンコールがあったときにだけ演奏することにしている「木漏れ日の願い」、これを歌わせていただいた。・・・感謝、感謝。
菅野忠則さん、babaリズムさん(&雷さん)、愛間純人のライヴ全体を通して、『ほっと楽しやハートライヴ』のコンセプトでもある「ゆったり、まったり、クスッと笑えて楽しく・・・」のライヴを客席にお届けできたかと・・・。
客席をほぼ埋めてくださったご来場いただいたお客様、ゲスト出演の菅野忠則さん、babaリズム&雷さん、「おんがくのじかん」の菊池さん、こうして居合わせた皆様に心より感謝。ありがとうございました。
<番外編:身勝手な内なる少し深い話>
~ここからは無理して読み進めないでイイと思います~
****『前回のブログ「ライヴ報告:秋のライヴツアー2019」中で、特に<大きなチャレンジ>と<変化に挑むって恐いけれど・・・>で触れさせていただいた、現在、私、愛間純人が取り組んでいる『新たな課題へのチャレンジ』について、ここからは今回の「ほっと楽しやハートライヴ(第15夜)」と絡めて書かせていただきます。ただ、この「新たな課題へのチャレンジ」に関連したここから後述する事柄については、前回のブログでも記した通り、私の内なることでもあるので本来は記載すべき内容ではないのかも知れない・・・そう承知しています。
しかしながら、もしも、それは音楽のことに限らず、何かの壁に直面していたり、歩みを進めることが難しい状況にある人が、万が一お読みなるようなことでもあれば、こうした事柄は何かしらヒントになり得るかも知れない、そんな思いもあって、これまでも自身の身勝手なる内側の部分も可能な限り書かせていただいてきました。
今回も、ここから後述する内容についは同様に書かせていただいています。ご不快にお感じになる方もいらっしゃるとは存じますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。』****
今回の「ほっと楽しやハートライヴ(第15夜)」の愛間純人の演奏を、9月から取り組んでいる『新たな課題へのチャレンジ』・・・それは「新たに取り入れたボイストレーニング及び声帯のウォーミングアップ等による効果」という点だけに着目するならば・・・、
昨年の「ほっと楽しやハートライヴ(第13夜)」や今年6月末の「ほっと楽しやハートライヴ(第14夜)」などに比べると、敢えてこれも身勝手な自己評価をするならば、今回のライヴでのそれは大幅に減点した評価にせざるを得ません。
つまり、結果的には以前よりも大幅に後退してしまった・・・ということです。
自身でも本当に悔しいのですが、直前の「秋のライヴツアー2019」での反省さえも活かすことができませんでした。
原因を探るなら・・・、
自身の企画であるので、その自身の企画ではこんなことはそうそう滅多には無いはずのことなのですが、・・・予定したタイムテーブル通りにリハーサルができなかった点は大きく影響したかと思います。
が、これも私自身の責任の内になろうかと思いますし・・・。
それよりも最も重大な要因は、「新たな課題へのチャレンジ」に囚われ過ぎたメンタル的な自己コントロールの不十分さであったと言うべきでしょう。
その為に結局は「新たな課題へのチャレンジ」に関する事柄だけに収まらず、ここにばかり囚われ過ぎたコダワリが演奏全体にまで影響して、ある面では愛間純人らしからぬ歌声や演奏の流れになってしまったかと・・・。
・・・とはいうものの、客席で聴いてくださった方々には弁解の余地もありません。
日頃から本番に至るまで、その「心掛け」や「覚悟」といった自己をコントールするメンタル的なことが如何に重要かです。それも分かっていたはずなのですが・・・、今回についてはできていなかったのでしょう・・・きっと。
それでも「ほっと楽しやハートライヴ」全体のコンセプトが保つことができたのは、ゲスト出演者の確りとしたライヴがその流れを作ってくれたこと、また、会場のお客皆様自らが音楽を楽しみ味わおうとする姿勢があったこと、これらがあったからこそのお蔭です。・・・このことにも心より感謝申し上げます。
それと、ここで私がお詫びを申し上げるようなことはしません(お詫びしたい気持ちもありますが・・・)。
前回のブログ「ライヴ報告:秋のライヴツアー2019」の最後に書いた <変化に挑むって恐いけれど・・・> の追記にもなりますが・・・、
今のところは、取り組み始めたがために後退しているような状況になっていますが、それでも「新たな課題へのチャレンジ」に挑み続けて必ずや自分のものとして習得してみせること、そして以前よりもワンステップ上へと成長・進化した愛間純人の演奏・ライヴを今後ご披露すること、そうしていく他にはないと思っています。
当然、ライヴは「一期一会」という側面もあるので目の前のお客様をないがしろにはできませんし、これで許されるようなことではないとは思いますが・・・、こんな愛間純人も寛容に見守っていただけたら幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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