2023年12月8日(金)、「白楽Nap」(@横浜・白楽)さんでの『Joy(喜び)』と題したライヴに出演させてもらいました。
私個人は『感謝と祈り』といったこともテーマに加えて、歌い、ギターを奏で、ライヴをさせてもらいました。
今回は、そのときのライヴ報告です。
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《早くに出発、まずはボイトレ》
2023年12月8日(金)、関東南部はよく晴れて、また季節外れとも言うほどに暖かくなった。都心および横浜では気温が17~18℃まで上がったという。
この日、ライヴハウス「白楽Nap」に出演するのは約1年振り。その「白楽Nap」は東急東横線の白楽駅から徒歩で2分ほどのところに在る。
午後2時少し前、自宅を出発。東京の田舎方面より電車を乗り継いでは2時間ほど掛けてそこへと向かった。
深夜帰りになるのは確実で、それでコート(やや薄めのもの)を羽織って自宅を出たのだけれど、なるほど、コートの下は薄着で丁度よかった。
「白楽Nap」へは午後5時30分に入ればいいことになっていた。
が、例によって、事前にカラオケ店でボイトレ(=ボイストレーニング)をしておきたい、というのが最近の私で。そして、たいへん都合の好いことに「Nap」の近くにはカラオケ店が在って。そんなわけで、午後4時までに白楽へ着くように早くに自宅を出発したのだった。
白楽の駅にはほぼ予定通りに到着。
カラオケ店ではボイトレをいつものように1時間ほど行った。
(*私が取り組んでいるボイトレは、フースラー・メソッドとゴルジャ・メソッドを併用したものです。私の場合は、6部に分けて、各部を6分~7分くらい行っては間に5~7分ほどの休憩を摂る、といったやり方で進めています。ほぼ毎日これを行っています。)
午後5時20分頃にはカラオケ店を出た。
歩いて1~2分、「白楽Nap」へ到着。
《再会にほっとする、が・・・》
入口のドアをそっと開けると、「白楽Nap」代表の竹村さんとスタッフの新山さんが笑顔で出迎えてくれた。約1年振りの再会に一寸ほっとした気分になった。
間もなくして、同じくこの日の出演者のひとりである黒澤田篤生さんも到着。「はじめまして・・・」のご挨拶を互いに交わし合った。
サウンドチェック開始。
サウンドチェックは黒澤田篤生さんから。
黒澤田さんがサウンドチェックをされているところ、同じくこの日の出演者のヒロトさんが入店。これまた「はじめまして・・・」のご挨拶を互いに交わし合った。
黒澤田さんがサウンドチェックを終えて、こんどは私の番。
私は5~6分ほどで済ませた。PAも務める代表の竹村さんとは10年近い付き合いになる。私が望んでいる音を竹村さんは十分に分かっていらっしゃる・・・のでね。
が、安心が過ぎてか、私の集中するそれがまるで成っていない気がした。いくらなんでも集中しなさ過ぎじゃない?といった感じだったのだよね~。ヨロシクナイなぁ、とも感じていた。
続くヒロトさんは、丁寧に時間を掛けてサウンドチェックをされていた。「Nap」でのライヴは初めてであったらしい。
ヒロトさんの姿を見て、自分も確りせねば、と思ったのだけれど・・・。ぅん~どうにも・・・。
で、この日の出演者はもう一人いるはずなのだけれど、その人はまたしてもサウンドチェック無しで本番に臨むらしく・・・。
すると、店がオープンする午後6時40分、このタイミングに合わせたようにその人が店に入って来た。
私がこの日のライヴで是非ともご一緒したかった人だ。
藤原歩さん、だ。
「Nap」が日吉に在ったときの8~9年前にご一緒したのが最初で、その後には、私が主催する「ほっと楽しやハートライヴ」にもゲストで出演していただいたことがある、そうした繋がりの人だ。
藤原歩さんとの約7年振りの再会に、またまた、ほっとした心持ちになった。
《本番スタート》
午後7時05分、ほぼ予定の時刻通りにライヴはスタートした。
この日の一番手は、ヒロトさん(約30分間のライヴ)。
アコースティック・ギターの響きに優しげな歌声がそこに乗っかる。時折その歌声は力強くもあって。あと、ハーモニカも使っていたね。
失礼ながら、年齢的にはそこそこいっていらっしゃるご様子(もしかしたら私と年齢が近いかも)。
けれども、ご自身で音楽を人前で奏でるようになったのは3年ほど前からであるらしい。
サウンドチェックのときもそうだったけれど、本番も、ご自身の、そのオリジナル曲を丁寧に歌い、ギターもまた丁寧に奏でていらして、これらが心地好い具合に音として会場内へと響き渡っていくのだった。
そしてきっと、様々な音楽を聴いていらっしゃるのだろう。更には、聴いていらっしゃる音楽について分析などもされていらっしゃるのではないかな。というのは、ギターコード進行やアレンジには細かな工夫が成されていて、それがきちんとこちら側へと伝わってくるのだよね。
で、これらのなかには、「皆さんにも考えて欲しい」といった楽曲・歌もあって・・・。
そうねぇ・・・、さり気なく客席へと問いかけては何かしら考えてもらう、こうしたことを試みるアーティストは、そこにはプロもアマも関係なく、やはり居て欲しいものだよね。
ヒロトさんにも音楽を続けて欲しい、そう思いながら心地好く聴かせてもらった。
2番手は、藤原歩さん(約40分間のライヴ)。
この人のライヴを拝見・拝聴する、というのが私のこの日の目的の一つだったからね。
7年振りに目の前にした藤原歩さんのライヴは、やはり、唯一無二、藤原歩、のライヴだった。
アコースティック・ギターの弦をストロークで響かせたコードの、が、少し予想外のところの音程からその声は発せられ、これが不思議さをも感じる旋律となって、更には言葉の一つひとつと相まって唄として歌われて届く。
調子外れ?と一瞬は感じるのだけれど、決してそうではないのだ。コード(和音)中に在る音、あるいはコード(和音)によって生じた倍音のなかに在る音によってそれら旋律は成り立っている。
誰もができることじゃぁない。
聴けば聴くほどに歌詞として並ぶ言葉たちが強烈にも印象的にも飛んで来る。
面白い!
あぁ、これこれ!
藤原歩さんから奏でられる音たちに感動と感謝をしながら聴かせてもらった。
3番手は、黒澤田篤生さん(約30分間のライヴ)。
アコースティック・ギターを身体の下の方で構え、そのギターと極々自然なる歌声をもって奏でる。
ギターに関してはエフェクターの類の器機も間に挟み込んで音を創っていた楽曲もあった。そのギター・アレンジには黒澤田篤生さん独特のものが随所に感じられ、もう少し言えば、やや奇抜な性格をもった音楽にも感じた。
ライヴ会場に居ながらいつもいつも思うことだけれど、人の個性の色々と、その人から奏でられる音たちの色々には切りが無い。この切りの無さがまさに音楽・ライヴの面白さなのだ、と思う。黒澤田さんのライヴ中にもこれを感じた。「いやいやいや、面白いことやってるねぇ」とね。
それでも、黒澤田さんの人柄の良さと素朴さのそんな一面も時折見えて、微笑ましくもあるライヴだった。
面白く、楽しく聴かせてもらった。
4番手、この日最後の登場は、私、愛間純人(約40分間のライヴ)。
さて、こんなことはこれまでに無かった気がするのだけれど。
この日はサウンドチェックの時から、以降、いつまで経ってもライヴへとなかなか集中することができない自分に、実は、不安さえ感じていたのだった。
ところがだよ、どういうわけか、本番のステージに立っては自身が果たすべきそこに集中していたようなのだ。
恐らく・・・だけれど、ステージ・ライヴ用のハットやジャケットやメガネを身に付けていく間に自ずと集中力が増していったのじゃぁないのかな。
で、本番だ。
この日(今月)の「白楽Nap」さんは、『Joy(喜び)』と題した、これをテーマにしたライヴを出演者に依頼して進めている。ここに、私個人は『年末近し"感謝と祈り”のライヴ』といったテーマも加えて、この日のライヴに臨んだ。
これらのテーマを基に、5つのオリジナル曲を、アコースティック・ギターと共に歌い奏でさせてもらった。もちろん、いつもの通りにトークも併せてね。
披露したそのオリジナル曲は、「心にある足」、「ねじれの位置」、「桜、夢色」、「届けるもの」、「やさしい雨」の5曲。
多少の自惚れを差し引いても、大凡、テーマに寄り添った、そうしたライヴになったのではないかな。
客席の側も熱心に聴き入ってくれた様子で、とても有り難く思った。
この日もまた、この日だけの、たいへん好き(よき)ライヴの一夜を過ごさせてもらった。
ホント、ホント、感謝だ。
(*私以外の、各出演者のライヴについての記述は、あくまでも私個人の感想および主観に依るもので、全てを精確に正しく言い表せているわけではありません。この点、読者の皆様にはご容赦のほどお願い申し上げます。)
《独り反省会》
一つのライヴが終了したら、その帰宅の途に着いてから翌日にかけて「反省会」を設ける。これは私が音楽活動を始めてからずっと続けていることの一つだ。ま、独りで勝手にしていることなのだけれどねぇ~。
で、今回のライヴについての反省、その一つ目。
今回、準備の段階では、『Joy(喜び)』というテーマのこれに少々手こずったのだった。けれど、反ってそれがよかった。『Joy(喜び)』というこのことについて、ここ最近の自身も省みながらじっくりとその意味を考える、とても好い切っ掛けになった。その成果もあって、『Joy(喜び)』というテーマと、自身で掲げた『・・・感謝と祈り・・・』というテーマが自然な感じで繋がって、明確にここを焦点としたライヴへと臨むことができた。
不器用なだけに、丁寧に時間を掛けてでも準備をすることは、私の場合、決して怠ってはならないことだと、あらためて思った次第だ。
反省の、二つ目は・・・。
サウンドチェック前と本番直前の声(ノド)のウォーミングアップについてだ。
先々月の10月に巡った「秋の関西ちょこっとツアー」後に少し方法を変えて幾つかを試していたのだけれど、今回の方法がこれまでのなかでは一番感触がよかった。暫くは、この方法を続けていこうと思う。
とまぁ、ここでは、良好な方向へと動いた事柄だけを記すに止めよう。
反省すべき事柄は、他にも様々まだまだあってね。
が、今後の課題として上げられる事柄については、ここでは内緒事とさせてもらう。エヘヘ。
反省をして、考えて、考えたそれを試してみて、失敗したり上手くいかなかったり、たまぁに一寸だけ好ましい方向へ転がったり、で、また反省して、また考えて、考えたそれをまた試してみて、と、これを繰り返しながら体感した事柄が経験へと変換されていく、こんなふうに私は考えているわけで。こうして培われた経験が、自身の助けにも、場合によっては他者の助けになることもあるわけなのだよね。・・・前回のブログにも記述したことだけれど。
んなわけで、「反省会」を大切にしている。
あと、忘れてならないことは、私がこうしてライヴをしたり音楽を奏でたりしていられるこれらは、当たり前ではない、ということだ。
様々な物事や人々との関わり合いのこれらが複雑にも簡単にも絡み合って、これらに依ってすべては生じている。自分自身だけの力や選択の仕方だけではどうにも及ばないことも多々あるなか、私は音楽を創ることができて、音楽を奏でることができて、ライヴをすることもできている。もっと根本に近づいて謂えば、生きる、これを可能にさせてもらっている。裏返して謂えば、他の何かに依っては、これら全てを失うことだってあるわけだ。だから、いま在るこれらは、当たり前ではない。
ならば、せめて、有り難く感じる、これを忘れないで居ようと思う。
・・・なんちゃってね。
いや、自分自身に言い聞かせ続けなくちゃいけない、と思っていることだよ。
でもね、もしも、もしも、多くの人たちが「有り難いを感じる(感謝)」を忘れずにいてくれて、周囲で共に暮らしている人のことや世界の様々なところで色々に暮らしている人々のことを「想って(願い・祈り)」くれたなら、もう少し、世界中の皆が皆で生きやすく、もう僅かでも多くの「Joy(喜び)」を得る暮らしができるのではないのかなぁ。
急に真面目っぽくなっちゃったけれど。
こんなことを考えながら、あらためて、2023年12月8日(金)の「白楽Nap」さんでのライヴの、ここに関わってくださった皆様に深く御礼と感謝を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
以上、ライヴ報告でした。
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いつものことながら、長文・悪文のこの「ブログ」を最後までお読みくださいました読者の皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
*上の写真:帰る間際に撮った藤原歩さんとのツーショット写真。(←「白楽Nap」のスタッフ新山さんに撮っていただきました)
*下の左側の写真:帰る間際に撮った寂しく独りで写る私の写真。(←「白楽Nap」のスタッフ新山さんに撮っていただきました)
*下の右側の写真:「Nap」さんが日吉から白楽に移って3周年のこれを祝して作られた「Nap」さん(新山さん)手作りの布製のコースターと、「Nap」さんのオリジナル・ステッカー。尚、ステッカーの代金はチャリティ募金へと換わります。(←私が撮りました)
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